6月24日(土)の国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)のオープンハウスに二人で行ってきました。
国分寺は糸川先生によるペンシルロケット水平発射実験が行われた場所であり、途中の「日本の宇宙開発発祥の地」にも立ち寄りました。技術展示の内容がどれも面白く、現場の研究者方から直にお話を聞くことができて大変有意義な機会でした。
休憩もそっちのけで17時過ぎまで滞在してしまいました。
次回は早めに到着してじっくり見学したいと思います。
<時刻について>
2030年に想定されている秒の再定義に向けて従来のセシウム原子時計と水素メーザーによるものから光格子時計を標準とするための研究がすすめられていました。
また、うるう秒については地球の自転は一定ではなく最近は早くなる気配がある模様とのこと、社会に存在する多くのシステムが秒の削除に対応できるかどうか潜在的なリスクがあるとのことでした。
<宇宙天気予報について>
予報センターを見学することができました。
予報会議の様子はタイミンクが悪くて見ることはできませんでしたが、様々な波長による太陽画像がモニタに映しだされてました。太陽フレア等の正確な予測に向けてAI技術を用いた取組みも紹介されていました。
<南極郵便について>
南極郵便を特別ポストに投函してきました。投函したハガキは越冬隊とともに南極に渡り昭和基地の郵便局長さん(NICT職員)が消印して観測船「しらせ」が戻ってくる来年の4月ごろに届くとのこと、楽しみです。
<テラヘルツ波の分光センシングについて>
TSUKIMI計画においてパッシブ型のテラヘルツ高感度センサーで月面の資源地図を作成するために疑似レゴリスを用いて比較検証用のデータを収集しているとのことでした。
木星氷衛星探査機(JUICE)に搭載しているSWI分光機器との違いや、高感度化の仕組みやセンシングの原理について研究者の方から詳しいお話を聞くことができました。研究者の方が着ていたESAのJUICEプロジェクトのユニフォームがカッコよかった。
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