今回の遠征のメインは三大流星群のひとつであるしぶんぎ座流星群です。
極大の時間帯は4日の10時頃との事ですが、仕事始め前の3日の夜をチョイスしました。
次の日が新月で、とても良い条件です。
1月3日、妙義山の観測地の予報は夜が更けるにしたがって雲が多くなるとのことでした。
到着時の天候は雲と青空が半々で準備をしているうちに夕暮れになると大きな雲が上空を覆い、これは予報通り寒中鍋パーティーになるかな、と一応覚悟を決めました。
ところが空が完全に暗くなるとなぜか雲はどこかに消え、とても良い晴天になり、空全体にたくさんの星々が姿を現してくれました。
北北西の妙義山の稜線から天頂を通って天の川が横たわっているのがわかり、それに見とれているうちに東南の木立の隙間から見事に輝いたオリオン座が上ってきました。
また天頂付近にはプレアデス星団(すばる)が怪しい青色を伴ってきれいに見えました。
22時頃、北東の空に今回のメインのしぶんぎ座流星群の放射点が上がって来るはずの頃から、ちょうどその方角の空に次第に恐れていた雲が増え始めましたが、夜半前はそれほど厚い雲ではなく、流星が光ればわかるはずでしたが、確認できたのは小さなものが1時間に1~2個程度で、流星出現はたいへん少なかったです。3人合わせると一晩で10個ほど観測できていたようでした。
オリオン座の領域が最後まで晴れていて、なんとか午前1時頃までは星が見えていましたが、午前2時頃には厚い雲が空全体に広がり、観測ができない状態となりました。
1月ですからとても寒いですが、今回は風がほぼ無風に近く、小物の扱いも楽でしたし、体感温度がとても楽でした。もし風が強かったら防寒にもうひと苦労必要だったと思います。
日が暮れた18時頃から、雲が空に出始めるまでの5時間ほどは、月明かりもない、きれいな星空観測を楽しめました。
肝心の流星が期待よりも少なかったことがとても残念でした。
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